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   バリエーション
 
グッチーのバリエーションは、マイクロやミゼットのように意欲的に新デザインで発売した結果のバリエーションとは異なり、本体の素材(ダイキャスト製、プレス製)に違いがあるだけで機能的には何の変化もない、地味なバリエーションです。また素材が変わったことについても、当時の雑誌記事や広告で発表されているわけでもなく奇妙です。
ただ、ダイキャスト製のボディーが入っていた元箱には「グッチー」という表記だけであるのに対して、プレス製のボディーが入っていた元箱には「新型 グッチー」という表記があるので、ダイキャスト製からプレス製に変わった際に区別されていたことが分かります。(尚、戦後に発売されたトップは瓜二つのデザインですが、発売元が異なるためバリエーションに含めません。)


   ダイキャスト製(最初期型 1)
 
一般に知られている、ダイキャスト製の前に登場したタイプです。
グッチーの最初の広告(アサヒカメラ昭和13年〜昭和14年の短い期間)に見られるもので、レンズ周りのデザインが異なっています。
本体は初期型と同様のダイキャスト製ですが、レンズ周りはベークライトではなく本体と同じダイキャスト製で、「GUZZI EARTH KOHGAKU」の文字となっています。
 




広告
アサヒカメラ昭和13年7月号
 

レンズ周り
   




   ダイキャスト製(最初期型 2)
 
ダイキャスト製・最初期型 1 とは、レンズ周りのデザインと素材が異なっています。
本体は、初期型と同様のダイキャスト製ですが、レンズ周りは真鍮の削り出しに黒色ペイントという作りで、「GUZZI EARTH K.K」の文字が罫書かれています。
この個体は、別々の時期、場所で複数個入手していますが、オリジナルであるかどうかは今のところ証明する術はありません。 引き続き調査を続けたいと思います。
 




レンズ周り
 
   




   ダイキャスト製(初期型)
 
ダイキャスト製で、本体に亜鉛分の多い材料が使われており、経年変化でヒビ割れや欠けたものが多いです。
表面には凹凸模様を施し貼り皮を省いています。巻き上げノブもダイキャストで、表面には光沢クロームメッキが施されています。シャッターは、エバーセット式でBとIの2種。ファインダーはクロームメッキで素通しの枠のみ。ネームプレートはベークライト製で「GUZZI EARTH.K.K」の表記となっています。
 




経年変化で欠けた裏蓋
 

表面のシボ加工
 

巻き上げノブ




   プレス製(後期型)
 
グッチーとして一般的に知られているのがこのタイプで、本体の材質がダイキャストから鉄板のプレスに変わりました。
見た目は同じでも素材が変わると手にした時の質感や重さが変わり、ブリキのおもちゃのように感じます。表面には皮貼りがされ、巻き上げノブも黒のベークライトになっています。ファインダー、シャッター機構、ネームプレートに変わりはありません。
 




背面
 

貼り革
 

巻き上げノブ
(矢印、GUZZI)




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