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   撮影してみよう −実写について
    豆カメラでの実写について紹介します。
すべての工程において手間のかかる作業ですが、撮影は可能です。


 
工程 説明
フィルムの自作
まず当時の裏紙付きフィルムを入手し、付属のスプールを再利用して自作のフィルムを作成しました。

フイルムは120サイズのフィルムを4本にカットするとほぼ16ミリ幅になります。リーダーペーパーは、当時のフィルムのものを再利用するか、それを基に同じ位置に番号を記入したものを新たに作成します。巻き取り側のスプールはカメラ入手時に付いていることが多いですが、もし無い場合には入手しておく必要があります。なお、フィルムカット・巻き直し作業は暗室又は、ダークバッグで行いましょう。

フィルム処理については、豆カメラの場合、ネガからの引き伸ばし倍率が高くなるので、モノクロフィルム使用の場合は微粒子現像をするのがいいでしょう。(マイクロドール等)またこの微粒子現像の出来が作品に大きく影響するので、 注意が必要です。

撮影
フジネオパン100 ACROSを16mm幅にカットし、120フィルムの裏紙から新たに17.5mm幅の裏紙を作成、それにフィルムを貼り付けて使用しました。 スプール軸がかなり細いのと、フィルムの腰が思ったよりも強く、ちょっとタイミングを外すと反発で緩んでしまうで、巻くのに少しコツが必要です。

巻き込みを終えカメラに装填したら、撮影開始です。シャッタースピードは1/100、絞り5.6、晴天の午前中か日中に撮影するのが良いでしょう。手のひらに乗るような小さなカメラだけに、手ブレが心配なので慎重に撮影しましょう。

現像
普通の35mmフィルムと違って幅が16mm、長さが20cmという特殊なサイズなので、現像方法をどうするか迷いました。ベルト式のタンクならベルトに巻き込めばよいのでしょうが、手持ちのタンクがこのタイプではなかったので、単にフィルムの乳剤面を外側にしてクリップで止め、浮かないようにリールの間に入れて現像しました。

現像液は、微粒子現像用ではないのですが、手持ちにフジドールがあったのでこれを使用しました。
仕上がりが心配でしたが、何の問題もなくスムーズに現像出来ました。

【現像結果】
現像したネガをルーペで確認した結果、まず、予想に違わずフィルムのすり傷がかなりありました。カメラ内部のフィルム部分に凹凸がある野蛮な作りなので、これは仕方のないことです。
あと巻き上げ時にフィルムが少しセンターからズレていたようで、14mm×14mmの画面サイズのはずが
下に1mmずれて、13mm×14mmになっていました。

ピントは1.5m位から∞と資料にあったのですが、手前が少しボケていました。3mくらい離れたものはピントがちゃんときていましたので、これくらい離れて撮影する方がよいでしょう。周辺に比べ中心付近のピントが甘いのが気になりますが、これは個体差かも知れません。

すり傷が気になる場合は、20mm×20mm程度に切ったフィルムを入れて1枚取りをするとよいでしょう。
ただし光線漏れを防ぐため、カメラの赤窓はパーマセルテープなどで塞いでおきましょう。
この際、あらかじめ粘着を弱めておかないと、貼り皮(紙)が剥がれてしまうので注意が必要です。

この方法で撮影したネガは、暗室で小さい容器に入れた現像液(停止液、定着液)をそれぞれ用意して、
いわゆる茶碗現像という方法で簡単に現像が出来ます。
野蛮なようですが、少量の液で特別な用具も不要で確実です。

紙焼き
資料に載っていた、豆カメラの引き伸ばしの限界の手札サイズに引き伸ばしてみました。
引き伸ばし機がない場合でも、現像したフィルムをラボに持っていけば、
手焼きで手札サイズに伸ばしてもらえます。

作例
plants traffic sign
cherry lossoms a lane

撮影してみて
豆カメラでの撮影は、フィルム作成に時間がかかったり、自家現像をしたり、かけた時間に比例した成果が出なかったりと、なんでもスピーディーに良い結果が出る現代とは正反対の作業です。ライカなどのクラシックカメラでの撮影を楽しむのとは、またちょっと違うものだと思いますが、クラシックカメラを自分なりに楽しむ方法のひとつとしては面白いかと思います。

当時に比べてフィルムの性能も格段に良くなっていますので、レンズのコンディションが良ければ、
写りの評判が今一つだった当時の写真からは、想像できない結果が出るかも知れません。



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